非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

単利と複利

銀行に預金して何が楽しみかっていうと利子です。

今は金利が非常に低いので利子もほとんどつきませんが。

さてこの金利ですが、「単利」と「複利」の2種類があります。

「単利」は元本に対してのみ利子が付きます。

複利」は元本に増えた利子を加算した合計に対して利子が付きます。

と言っても分からないかもしれません。

具体的な例を出してみます。
1万円を5%で10年運用した場合、それぞれどのようになるでしょう。

単利
単利では毎年10,000×1.05=500円が利子として付きます。
1年目 10,000+500=10,500
2年目 10,500+500=11,000
3年目 11,000+500=11,500
4年目 11,500+500=12,000
5年目 12,000+500=12,500
6年目 12,500+500=13,000
7年目 13,000+500=13,500
8年目 13,500+500=14,000
9年目 14,000+500=14,500
10年目 14,500+500=15,000

複利
1年目 10,000×1.05=10,500
2年目 10,500×1.05=11,025
3年目 11,025×1.05=11,576
4年目 11,576×1.05=12,155
5年目 12,155×1.05=12,763
6年目 12,763×1.05=13,401
7年目 13,401×1.05=14,071
8年目 14,071×1.05=14,775
9年目 14,775×1.05=15,514
10年目 15,514×1.05=16,290
小数点以下を四捨五入しています。

単利と複利では10年で1,290円の差が出ました。
たった1,290円と思うかもしれませんが、元本が10,000円だったことを考えれば結構な差となっています。

利率が大きければ更に差が出てきますし、元本が大きければ結構メリットを感じるはずです。

投資をする上では大事な考え方であると思います。

この「複利」ですが、先日ブラックホールの撮影に成功したことで改めてそのすごさを再認識されたアインシュタインが人類最大の発明と言ったとか。