72の法則というものがあります。
これは72を金利で割ると、複利運用したときに何年で元本が2倍になるかが分かるというものです。
例えば1%なら72÷1=72なので72年、2%なら72÷2=36なので36年といった計算です。
厳密な計算ではありませんが、概算としては結構使えます。
1990年に国際花と緑の博覧会、通称「花博」という万博がありました。
会場内に郵便局があり、そこで祖父が記念にと、私のために5万円の定期預金を作ってくれたと記憶しています。
それから10年後、満期を迎えて預金を下ろした私はビックリしました。
5万円が10万円になっていたのです。
正確な数字ではありませんが、10万円くらいだったと思います。
10年で2倍になったということは72の法則によると、当時の金利が7.2%であったということになります。
過去の金利を調べてみると1990年頃には7%を超える金利がついていたようです。今では到底考えられない数字です。
ちなみに1990年が金利のピークだったようで、そう考えると見事なタイミングで定期預金を作ってもらったんだなあと感慨深くなります。