以前、あるマネー雑誌で「人気の投資信託辛口批評」といった記事が出ていました。
その中で、鎌倉投信という人気の高い会社さんに対して「人気は高いがパフォーマンスは低い」という批評がされていました。
私は鎌倉投信さんの説明会に参加したことがあり、そこでコンセプトを伺っていたので、その記事に違和感を覚えたのでした。
鎌倉投信さんの商品は、アベノミクスの流れに乗って他の商品が基準価額を高めている中、その伸びについていっていない、と見えました。
それ故の辛口批評となったのだと思うわけです。
鎌倉投信さんは、下落相場になったときに、その下落幅についていかない運用をされているようです。
リスクの低い守りの運用をされている、それは上昇相場では同じような上昇幅にはならないということになります。
想定した幅での運用が継続出来ているということを、高いパフォーマンスをあげている、と評価するなら、鎌倉投信さんは高いパフォーマンスを上げているということになります。
よく言われる話ですが、高収益ファンドが10年後も同じパフォーマンスを続けていることはほぼないそうです。
単純な利益とか基準価額の上昇だけではなく、きちんとコンセプトにのっとって、それを継続出来ているか、というのも考慮しなくてはいけないのでは?と思わせる記事でした。