シムフリーのスマホを使っているので、ファーウェイの名前は随分前から知っていました。
ただ、HUAWEIの読み方が分からず、どの国のものかも分からなかったので手に取ることはなかったのですが。調べれば分かる話ではあるんですけどね。
昨年、カナダでファーウェイの副会長が逮捕されたというニュースから、ファーウェイは一躍、世間の注目の的になりました。
曰わく、イラン制裁違反の疑いだとか。世間の目には、米中貿易戦争の被害者ではないか?と映りました。
時間が経って、そんなニュースがボンヤリしてきた中で、気が付くとファーウェイがアメリカから輸入禁止という措置をとられました。
いや、私がニュースを見ていなかっただけなのでしょう。
そういえば、こんなニュースがありました。
ファーウェイ制の情報通信機器は広く普及されていたのだそうですが、国内で各省庁や自衛隊などから、安全保障上の理由で排除することになりました。
なんでも機器を分解してみたら「不要なもの」が見つかったからと。
「不要なものって何よ」と笑ってしまったので、よく覚えています。
ファーウェイは5Gの分野でリードしていたようですが、これにより通信機器から情報が流出すると断定されました。
またファーウェイ製品は自前ではなく、様々なメーカーのパーツを集めて組み立てている、それらの技術を盗まれるという懸念もあるようです。
これらの問題、根拠があるのかよく分かりません。どれもボンヤリした情報なんですね。
もし本当ならセキュリティの観点から、あり得る措置となるでしょうし、違うのなら不公平な措置ということになるでしょう。
いずれにしても、ファーウェイ製品はアメリカで輸入禁止となりました。
これに合わせて、GoogleがAndroidを今後提供しないのではないか、という話が出ています。国内の通信大手はファーウェイ製品の販売を取りやめました。販売店や買い取り店も取り扱いを止めているそうです。
さらに半導体を手掛けるイギリスのアーム社は「アメリカの規制に従う」としています。アーム社の技術なくして半導体開発は難しいそうで、ファーウェイはますます苦しくなっているようです。
いち消費者としてはファーウェイ製品を持ってないので、取りあえず安心なのです。スマホのOSが更新されないなんてことになれば、問題ですし。
その一方で、アメリカのやり方が正しいのか、そこにも疑問を覚えます。問題点を指摘し改善を促すべきだし、他国を巻き込むべきではないし、とか。今のところ、ファーウェイが貿易摩擦の割を食っているように見えてしまうのは私だけなのでしょうか?
ちなみに、オーストラリアで5G通信網の内部機器に悪意のあるアクセスをされた場合のリスクを研究していたらしく、それによると、様々なインフラに影響がでるとか、まあ大変なことになるんだそうです。
世の中、IoTとか言ってるわけですから、想像に難くないですね。