非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

自己責任とスキー場

ジムのジャグジーに入っていたところ、話しかけてきたご老人のお話です。

ご老人はスキーが好きらしく、シーズンになるとスキー場に足繁く通うのだそうです。

また海外旅行も好きなのだそうで、色々な国を回っているような口振り。

海外でもスキーに行くのか聞いたところ、日本と海外のスキー場の違いについて話してくれました。

私はスキーには行かないので、ああそうなんですか、というくらいのことしか言えなかったのですが。

日本のスキー場は大体高低差が500メートルくらいで、一気に滑り降りるのだそうです。スキーをしない私も何度かスキー場に行ったことがありますが、確かに一気に滑り降りました。

海外では1500メートルくらいの高低差を滑り降りるのだそうで、距離が長いので途中に休憩出来るところがあり、そこでコーヒーなど飲んで一服したりするとか。

リフトなどは全然違うらしく、日本はスピードが遅いとか、人が通るところを通してはいけないとか、規制が多いために出来ないことが色々あるんだそうです。

海外では8階建てビルの上を通してるのがあったとか、1500メートルを一気に登れたとかいう話でした。

侵入禁止のところは、日本では入って滑ってはいけないわけですが、その辺も海外だと自己責任で入ることが出来るとか。

上級者にとっては、そういうところの方が楽しいのに、日本では全然楽しめないんだよと言っておりました。

スキーの話や、規制のあり方について、必ずしもご老人と同じ意見ではなかったものの、自己責任という部分では共感を覚えました。

最近は何かにつけて、他者に責任を押し付けて、自分の非を認めないことが多いように思います。

投資で失敗したときに、担当者が悪い、参考にした本が悪い、見たサイトが詐欺だ、云々。

全ては判断、決断した自分の責任なんですね。

投資に限らず、自戒を込めた話ですが、自己責任のもと行動しないといけないな、と思いながら、長い長い話を聞いていたのでした。

話が終わって、ご老人がジャグジーから出た頃には、私はすっかりのぼせてしまい、ボーッとした頭の中、海外のスキー場ってどこの国の話だったんだろうと思ったのでした。