非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

議決権

国内外の機関投資家が、議決権の行使基準を厳しくするというニュースが日経電子版にありました。

なんでも、取締役のうち社外取締役が3分の1未満だと反対票を投じるとするところもあるのだそうです。

最近、企業のガバナンス云々とよく言われてますし、ブラックボックスにならないように、透明性を高めるという意味合いもあるのかな?と感じています。

よくある話でしょうが、自社の常識は他社の非常識なんてこともありますし、外部の目があるというのはいい部分もあるのだと思います。

以前、ある大手銀行の株を持っていたことがありました。

これまでに色々な会社の株を持ってきましたが、通常、株主総会で議決権を行使する議題は、その会社からの提案だったりします。

その銀行は、会社からの提案とは別に、株主からの提案というのもありました。

具体的な内容は忘れましたが、株主からの提案は、議論する価値のある良い提案が多かったのです。

ささやかながら、私にも議決権があったので、株主からの良い提案には賛成の票を投じたものでした。

その後、株主総会の結果が送られてくるのですが、株主からの提案で可決されたものはひとつもなく、逆に会社からの提案は全て可決されたのです。

そんな株主総会の結果を何回か見て、なんだかくだらない、形だけのものなんだな、と思い、全て売却してしまいました。

まあ、ささやかな議決権だったんですけどね。

会社は誰のものなのか?という議論があって、やれ株主のものだ、いや従業員のものだ、社長のものに決まってるだろ!、などあるのですが、本当に健全な会社であるのなら、一部の人が独占するのではなく、関係する人たちの声が届くものであってほしいと思うのです。