非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

インデックス投資への誘い

効率的市場においては、どんなに頑張って銘柄選択をしても儲けることはできません。

実際のところ、ある年にすごい利益を叩き出したファンドが、その実績を続けていくことというのはなかなか難しいようで、なかなかの栄枯盛衰ぶりです。

では一体どうすればいいのでしょう。儲けることはできない、でも国も老後の自分の資産は自分で何とかしなさい、と言っているのです。

アクティブファンドとインデックスファンド

投資信託には、ざっくり分けて2つに分類できます。

1つは「アクティブファンド」、もう1つは「インデックスファンド」です。

「アクティブファンド」は運用者が銘柄を選択して、利益を上げていくことを目的としています。一般的に「投資」というのをイメージするのは、この「アクティブファンド」なのではないかと思います。

「インデックスファンド」とは指数に連動するように設計された投資信託のことです。

指数とは、日本で言えば日経平均とかTOPIXアメリカならS&P500とかダウなどが有名です。

日経平均に連動するファンドであれば、日経平均が上がればファンドも上がる、下がればファンドも下がるといった動きをします。

「アクティブファンド」では指数をどの程度上回るかというのが、1つの評価になると言えます。

日経平均が5%上がったときに、ファンドが10%上がれば良しとされます。

逆に不況の時などに日経平均が10%下がっている中、5%の下げで済めばそれも良しとされるようです。

イメージとしてはアクティブファンドは指数を超過する利益を求める→すごく儲かるかもしれない、一方でインデックスファンドは平均点を叩き出すという感じでしょうか。

ところで、指数を超えるパフォーマンスをあげているアクティブファンドは2~3割ほどであるという話があります。

平均を上回る可能性があるということは、その一方で平均を下回るというリスクも抱えているのです。

ではその高いパフォーマンスを上げているファンドを買えばいいのかというとそうでもなく、今年指数を超えたファンドが来年も指数を超えるという訳ではないのです。

つまり投資信託を買う側として、ずっと指数を超えるファンドを選び続けることは極めて難しいのです。

インデックス投資への誘い

2種類の投資信託があることが分かりました。

アクティブファンドに投資しても儲からないのかな?効率的市場仮説ってのもまんざら間違ってないのかな?と思ってしまいます。

指数は市場の平均と言えなくもなく(実際には違いますが)、その平均を上回るパフォーマンスを持つファンドを見つけるのが難しいのです。であれば、いっそ指数を買ってしまえばいいのではないでしょうか?

「じゃあインデックスファンドを買えばいいんじゃない?」

インデックスファンドを買うということは、大ざっぱにいうと市場全体を買うことです。

例えば日経平均は225社の株価をもとに算出されている指数ですから、個別に株を買おうとすれば少なくとも225社の株を買わなくてはいけません。

これが投資信託で買えば1,000円から市場全体を購入できてしまうのです。

「どうせ頑張っても指数に勝てないならいっそ指数に連動したインデックスファンドを買ってしまえばいい」というのがインデックス投資なのです。

じつは嬉しいことに、かのウォーレンバフェット氏も素人はインデックスファンドを買うのがいいと、この考えを後押ししてくれています。

ただ、なんとなくインデックスファンドを買えばいいというわけではなく、どう買うかというのが大事になってきます。