FXは金融商品としては定番になっているので、ご存じの方も多いでしょう。
FXとは「外国為替証拠金取引」のことを言います。
例えば米ドルを1ドル108円で買って、109円になったところで売ると差額が出ます。その差額がプラスとなれば利益として得ることが出来ます。
前に税理士さから、最近は個人でFXで儲けたからということで相談に来る人もいるんですよ、なんてお話を伺ったことがあります。
当然、利益が出ると所得税が発生するのです。
FXも雑所得だけど
FXで利益が出た場合、その収入から経費をひいた額がプラスであれば雑所得として課税されます。
「では仮想通貨同様に累進課税になるのね」と思ってしまうのですが、実は違うのです。
FXによる損益は「申告分離課税」の対象となります。これは他の所得とは分けて税額を計算することです。
FXの税率はと言いますと、一律で20.315%となります。
また仮想通貨と同様に、給与所得者であれば、20万円以下の所得は所得税の申告を不要としているところ、但し住民税は利益が出れば申告は必要となります。
同じ雑所得でも、課税方法が異なるので、儲けることが出来る方は注意が必要になりますね。