非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

金融機関の人員削減

SOMPOジャパンが2020年までに4000人の従業員削減をするとのこというニュースがありました。

何年も前のことですが、同社は大型合併をしており、私の友人は合併のために貢献したのですが、その後、人員整理の憂き目にあったのでした。

そんなこともあって個人的にはあまりいいイメージを持っていない会社なのですが。

ここ最近、大手都市銀行も人員削減するというニュースがちらほら聞こえており、金融業界は転換点にあるのかな?と思われます。

保険業界でも、銀行や証券会社でも、ネット系の会社があります。

ネット系の会社は少ない人員で運営でき、また店舗等の経費がかからないこともあって、安い料金でサービスを提供してくれています。

同程度のサービスを受けられるなら、あえて高いコストのかかる会社のサービスを受けないというのは、利用者として特別なことではないでしょう。

SOMPOジャパンはIT化を推進して効率化を図ると言っています。

某銀行ではローンの貸し付け審査をAIで実現出来るようにして、人員を別業務に回したいとのことでした。

全てのジャンルとは言いませんが、金融系の業務は比較的IT化し易いと思っています。明確なルールがある仕事というのはシステム化しやすいんですね。

そういう点から見ると、金融業界はITによる効率化で人員削減が出来る業界であり、これからそういったニュースが続くかもしれません。

以前、大金(と言っても大した額ではないですが)を送金しなくてはいけなかったので、銀行の窓口を使いました。

順番が来るまで30分くらい待って、窓口に呼ばれました。

窓口で「ATMを使うと早いですし、手数料も安いですよ」と言われました。せっかく待ったし、大金だったのでATMからというのも不安に感じ、窓口から送金してもらったのですが、銀行員がする仕事は機械化され減ってきているんだなと感じました。

そういう機械化で効率化されている一方、ATMでやり方が分からず困っているお年寄りをよく見かけます。効率化はいいのですが、人員削減により利用者がどうしていいか困ってしまうサービスでは意味がないでしょう。

企業は儲けないとやっていけないので、人件費を削減するというのは仕方ないことなのかもしれません。でもそれは安易な人員削減ではないといいですね。個人的な負の感情もあっての意見ですが。