米ドル円が昨日は106円台に行ったりしており、円高傾向にあるようです。
様々な要因により為替レートは動いているので、適正な数値というのは難しく感じます。
株ですと理論株価なんてものが色々研究されているようで、それより安ければ買い、なんて手法もあります(だからと言って儲かるとは限らないのですが)。
理論為替レートなんてものがあればFXで使えるのになあなんて思っていたところ、日経新聞で「米ドル円の均衡為替レートは107円台」なんていうニュースが出ていました。
「均衡為替レート」とは日本経済新聞社と日本経済研究センターというところが、様々な指標から独自にはじき出した数値なんだそうです。
その数値によると現在の為替レートが概ね適正値で、今年初が円安傾向にあったということになるようです。
「均衡為替レート」と同様のものとして良いのか分かりませんが、有名な指標で「ビッグマック指数」というものがあります。
これは、かのマクドナルドのビッグマックは世界中どこで食べても同じものなのだから、それぞれの価格は同価値であるというようなものです。
例えば、アメリカではビッグマック1個が5.58ドル、日本では390円となっています。
この場合、390円÷5.58ドル=69.9、つまり1ドル69.9円で釣り合うということになります。
実際のドル円は107円当たりですから、乖離が大きいことなりますね。
ビッグマックが日本で安すぎるのか、円安過ぎるのか、どちらなんでしょうか。いやアメリカで高すぎるのでしょうか?
ちなみに20年前の話ですが、私がアメリカにいた頃は感覚的に1ドル100円くらいの価値観であったように思います。その感覚で言うとビッグマック1個が550円くらいですから、高く感じます。
この為替の理論値、調べてみると結構色々出てきて深そうなので、勉強してみると面白いかもしれません。