非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

PayPayの戦略

バーコード決済ではPayPayが一歩先に進んでいる感じです。

利用者に還元サービスのイベントを打ち出してみたり、メディアを使ったりとアグレッシブな攻勢で、サービス開始は早くなかったのですが、あっという間に認知度を上げてしまいました。

利用できる店舗も急速に増えています。


ここでは支払いを受ける側である店舗の立場からPayPayについて見てみます。

大きな店舗やチェーン店ではクレジットカードで決済出来ないというところの方が少ないかもしれません。

しかし、クレジットカード決済を導入しようとすると手数料が高くついてしまい、特に小さいお店では躊躇してしまうというところがあります。

客としてはクレジットカードでも電子決済でもいいのですが、現金決済ではない方がいいという人は少なからずいるものです。つまり、お店に現金決済しかないというのは潜在的なお客様を逃がしてしまうことに繋がりかねません。

聞くところによると、PayPayでは店舗に決済機能を導入するに当たり、現時点では手数料を求めていないとのことです。

PayPayの手数料無料というのは、決済サービスを導入したいお店にとっても魅力的な話となります。PayPay決済が広がっている一つの理由でしょう。

ここで気になることがあります。

いったいPayPayはどうやって儲けようとしているのでしょう?今は手数料無料だけど、いずれ手数料はいただきますとなると、やはり躊躇してしまうお店は多いと思うのです。

どうやらPayPayは手数料収入を求めているのではなく、広告収入を期待しているようなのです。

PayPay決済出来る店舗を紹介することで広告収入を得るというのが一つのようです。そこで今は利用客、利用可能な店舗を増やすことに力を入れているということです。

普通に考えるなら決済手数料を期待するのでしょうが、視点を変えることで儲け方は色々あるということなのでしょう。