31日に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.25%下げるという発表がありました。
これは10年半ぶりの利下げで、10年半前というとリーマンショックやサブプライムローン問題といった金融危機の直後のこととなります。
そう言われてみると、イエレン議長の時の何年かは常に利上げをするかどうかということが取り上げられていて、利下げという話は出ていなかったですね。
アメリカは7月に入ったところで11年目の景気拡大局面に入った状態ではありますが、物価上昇率が2%を切っている点や世界経済の不確実性が広がっているなど考慮しての利下げとなったのでしょう。
これで金融緩和に向けて利下げが続くのかと言うと、あくまで予防的利下げとのことで、今回1回限りの可能性もあるそうです。
年に3回の利下げを市場は予想していたようで、株価下落がありました。またトランプ大統領がツイッターで不満をぶちまけたとか。
なおこのFOMCは約6週間おきに年8回開催されるもので、その発表が市場に大きく影響するので注目となります。