「1%の人が知っている99%勝てる株が見つかる本」という本を読みました。前に一度読んでいて先日改めて読み返しました。前からいい本だなと思っていたのですが、改めて良い本だなと再確認したので取り上げてみました。
タイトルがこんななので(笑)誤解を招いてしまいそうなところはあります。実際Amazonの書評でも明らかに読んでいないのでしょうがタイトルを見て酷評している人がいました。
全体的にファンダメンタルに興味のある方にはお勧めの本なのですが、他の本にない特徴であり、この本の肝とでもいうべきものが「営業費用売上比率」なのかなと思います。
この指標ってバフェット氏がいう「堀」というのをスクリーニングできるのではないかなと思ったのです。
「堀」というのは他社が真似できなかったり、参入出来ないような、企業の強みとでも言えばいいかと思うのですが、それを見つけるのが大変なのです。
「営業費用売上比率」を使えば、堀を持っていそうな企業を絞り込めるので、絞り込んだところからさらに調査していけばいいのかなと考えています。
この本の中で買うべき企業を見つける11の手順があるのですが、難解なものではなく、また納得のいく説明があるので良いなと思っています。
ちなみに本当は難解な数学を用いて求めるモデルらしいのですが、簡単に理解出来るようになっているのが素晴らしいところなのです。
個人的には近年、配当や営業利益に注目して株の購入を検討しているので、非常にためになる本でした。
