新日本プロレスの夏のビッグイベントといえばG1クライマックスです。今年で29回目、29年も続いていることへの驚きと、1回目から見ているのでG1だけで29年も見ている自分に感心してしまいます(笑)。
昨日、日本武道館3連戦の初日を観戦してきました。もちろんテレビで見ても面白いのですが、やはりライブで見る面白さ、空気感というのは格別のものがあるのです。
休みの日にしては珍しい早起きをして東京へ。東京駅のホームに降りたときの暑さに、東京の暑さはスゴいなあと思ったのでした。
ホームから改札に向かうと、非常に混雑していました。改札を出てからも混雑は凄まじい。そう、お盆休み初日でみんな移動しているところだったのですね。もはや自分がどこにいるのかも分からなくなるくらいでした。
武道館に行く前に宿泊するホテルにチェックインしました。そこで同じくG1を見に行く人に何人か遭遇。というのも皆さん好きなレスラーのTシャツを着ているから、一目で分かるのですね。そのうちの1人は車椅子の方でした。話を聞くと武道館3日間観戦とか。そこまでの元気は私にはないなあ。
さて肝心のプロレスの方ですが、高いレベルの試合、飽きさせない演出、そして多くの観客の熱狂、今の新日本プロレスの勢いを改めて感じました。
実は電車に乗るときにも思ったのですが、電車の外側に新日本プロレスの広告がたくさん貼ってありました。親会社のブシロードは先日上場したばかりですし、こういった宣伝も派手にやれるくらい、うまくいっているのでしょうね。
と言いたいところなのですが、ここ数年見ていて、やはり1つ行き着いたというか完成された感があり、それはマンネリにも繋がり兼ねないかな?という懸念もあったりします。
どんなものでもそうなのでしょうが、いずれは飽きます。そこから次どう展開していくのか、この辺がビジネスの難しいところなのではないでしょうか?
そんなことを言いつつ、スゴく楽しんでいたのです。私にとっては同世代の棚橋選手がボロボロの体にムチ打って全力を尽くす姿に心を動かされました。プロレスの面白さというのは心を動かされるところだというのを改めて感じた1日でした。
帰り道、多くの観客でごった返す中、みんな思い思いの感想を言っているのが聞こえてきました。こういうのを聞くと、プロレスのスタイルは変わっていますが、今も昔もファンの楽しみ方は変わらないのだろうなと思ったのでした。
ところで、日本武道館は会場内の通路が狭かったり、地下鉄駅までの経路も、動員数からすると狭いんですね。そのためイベント終了後、外に出るのに一苦労、その後も中々動けないという状況が続きます。混雑の中歩きながら、ふとホテルで会った車椅子の方を思い出し大丈夫かな?と思いました。
また昨日の夜は涼しかったので大丈夫でしたが、去年は暑くて大変でした。私は去年は熱中症なのかな?と思うような状態になってしまって、帰るとき大変苦労しました。近年の暑さを考えると倒れる人が出ても不思議ではありません。
イベントとしての完成度だけではなく、もう少し人の流れについても、うまくやってもらえるといいのになと感じています。
みんな口々に言っていました。今日どうなるのか、決勝はどうなるのか、楽しみです。
2019/8/15 追記
決勝戦はジェイホワイト選手と飯伏幸太選手となり、飯伏選手が優勝を決めました。
面白かったのは同日のツイッターの人気キーワードが「 KENTA」だったことです。飯伏でもジェイでもなく、KENTAだったんですね。 G1クライマックスから新日に参戦しているKENTA選手が明友柴田選手を裏切ってのヒールターンというのが多くの話題を呼んだようです。
一般のメディアに大きく取り上げられるのは面白いし影響力がありますね。