日経新聞によると「ROESG」という考え方があるそうです。
以前にも書いたESG投資ですが、これにROEを掛けて求める「ROESG」という概念を一橋大学の伊藤邦夫教授が提唱しているそうです。
従来だと如何に効率的に事業を行っているかというROEという指標が重視されていました。これはこれで重要な指標なのですが、これでは儲け重視とか、指標をよくすることだけを重視している企業も良い企業として評価されてしまいます。
ここに環境であるとか社会に対する責任であるとかいった企業の姿勢を評価するESGの概念も含めて考えていこうという世の中の流れに適合した考え方と言えるでしょう。
この「ROESG」スコアの上位を見ると世界的に有名な企業が名を連ねています。日本だと花王の名前がまず上がってきます。花王は投資先として必ず名前が挙がるような「良い企業」と言っていいでしょう。
ところでESGをどうやって数値化するのでしょうか。日経新聞にその方法が載っていました。ただそれが客観的な数値なのか概念なのかと言われると疑問符が残ります。記事をちょっと読んだだけで分かるような話ではないですから、今後勉強してみたいと思っています。
いずれにしろ非常に興味深い指標だなと思っています。
