配当利回りという指標があります。
配当利回り=1株当たり配当金÷株価×100
で求めるもので、投資額に対してどのくらいの割合で配当金をもらえるかを見る指標です。
今、日経平均株価に対する平均的な配当利回りが2.3%あたりと高い水準にあります。日本の配当利回りは低いという印象があるので、平均で2%を超過しているというのは高いなあという感じです。
特に話題になっているのは日本たばこ産業で、配当利回りは7%近くになっています。株式投資で求める利益率として7%という数字がよく上げられますが、配当だけでそれだけの利益を上げられるとなると気にせずにはいられません。
配当利回りの式を見てもらうと分かるのですが、配当利回りが上げるには2通りの可能性があります。
1つは配当金が増える場合、もう1つは株価が下がる場合です。
ここ最近、日経平均が大きく下がったことは配当利回りの上昇に影響しているでしょう。
また日本たばこ産業の配当利回りが高いのはチャートを見れば納得かもしれません。
ちなみに何かと話題の日産自動車ですが、8.5%近い配当利回りとなっています。
リーマンショックのころ、配当利回りに注目してうまくいったことがあったのですが、現時点で高い配当利回りの銘柄に投資する場合は当時と状況が違うのかな?という感じがしています。何か別の条件を合わせて絞り込まないと、株価下落による損失で配当金を失ってしまいかねないかなと思っています。