非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

FOMC 2会合連続の利下げ

FRBは昨日18日のFOMC金利の誘導目標を0.25%引き下げ1.75~2.00%としました。

前回のFOMCに続いて2会合連続の利下げとなりました。前回が10年半振りということでしたから、そこから続くとなると何かあるんだろうなと勘ぐってしまうわけです。

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米中貿易摩擦や、欧州や中国などの景気減速感など不透明感があることが一因にあるのでしょう。

とはいえ、アメリカ自体は失業率も低く、景気上昇は継続中とのことですから、悪くなる前に手を打つという動きでもあるのかと思われます。

市場では今回の利下げで年内の利下げは終了との見方が出てダウが200ドル超下げる場面があったようです。

しかしパウエル議長の「景気が失速するようなら大規模な連続利下げが適切になる」といった柔軟な態度に市場が好感したらしく最終的には前日比で上昇して引けました。

一方、もっと大幅な金融緩和を望むトランプ大統領は「No “guts,” no sense, no vision! A terrible communicator!」とツイートしたようで、FRBの皆さんは大変だなと同情してしまうわけです。

今回の利下げ、また今後の利下げについてはFRBの中でも意見が割れているようです。それぞれの立ち位置とか考え方にもよるのでしょう。

ところでFOMCのニュースを見ていると「タカ派」「ハト派」という言葉が出てきます。

政治の世界では強硬の「タカ派」に対し、穏健または慎重の「ハト派」という立ち位置となります。

金融においては、景気の見方が強気、金融引き締めの立場が「タカ派」、一方景気の見方が慎重あるいは弱気、金融緩和の立場が「ハト派」となります。

今回は利下げとなったので「ハト派」優勢となったということになるのでしょう。