16日の株式市場において日経平均は年初来最高値を更新、終値は前日より265円71銭高い2万2472円92銭となりました。一時は前日比で400円を超える場面もありました。
前日の米国株式相場が上昇、それに伴いリスクを取る流れとなった、また円安傾向から輸出関連企業への期待からの上昇となった、という理由はあるようです。
あまり一喜一憂するようなことでもないのでしょうが、年も後半での高値更新というのはちょっとしたニュースになるのではないでしょうか。
売買トップのファーストリテイリングは3.9%上昇しています。実は同社の本日の日経平均上昇への寄与度は91円と約3分の1を占めているというところに驚きです。
ファーストリテイリングが展開しているユニクロは中国、東南アジア、オセアニアで大幅な増収増益を見込んでいるようで、20年8月期の純利益が前期比8%増予想で、4年連続の過去最高を予想しているとのことです。ただし保守的な見方で実際には更に増益幅が大きいのではと見られており、大きな期待を受けての買いとなっているようです。
先日、ファストファッションと関係各社が苦戦している件を取り上げましたが、ユニクロはそれらとは一線を画しているのかな?と感じます。
世界の景気が減速している、金融緩和に動いている、などなどのニュースの中でこの時期に付けた年初来最高値。これから年末に向けて株式市場がどう動くのか気になります。