非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

景気後退はいつ来るのか

先週は日経平均が5日続伸で2万2799円81銭となりました。年初来高値を更新しており、昨年(2018年)10月17日以来の高値で終わっています。

今年は世界的に景気減速になるのではないかという動きが多く、それは米中経済摩擦を始め、様々なニュースで見て取ることが出来ました。

また米の長短金利差が逆転する逆イールドカーブというものが発生したこともあり、数字的にも景気後退に繋がりそうな状態であったように思います。

イールドカーブが発生していた米国の2年ものと10年ものの金利差ですが、その状態は現在解消されています。中央銀行が頑張っているからなのかどうかは分かりませんが。

www.fpsobako.work

今月29日から30日にかけてFOMCが開催されます。その中で追加緩和があるのか、など今後の景気に影響が出そうな発表もありそうです。

景況感を示す指標というのは色々あるようで、その中にバフェット指数というものがあります。

これは「株式時価総額÷名目GDP×100」で求める指標で、100を超えると行き過ぎている、いずれ暴落するといった状態であるそうです。かのウォーレンバフェット氏が使っている指標だそうです。

バフェット氏が使っている指標が日本に当てはまるか?という話にもなるのですが、過去にはバブルやリーマンショックの前に100を大きく超過していたことがあるそうで、日本でも使えそうです。

以下に日本版のバフェット指数をチャートで表示して下さっているサイトがあります。

nikkeiyosoku.com

これを見ると2年くらい100を超えた状態で、危険水域にあると言えなくもありません。そんな中で日経平均が上がり続けると、どういうことなんだろうと期待と不安でごちゃ混ぜになってしまうところです。

指標は景気は行き過ぎかも、でも景気後退にはならないかも、と見ることも出来ますし、いつ暴落が来てもおかしくないなんて見ることも出来るでしょう。

前に読んだ株関連の本に、みんなが悲観しているときにこっそり株を買い、みんなが盛り上がっているときにこっそり売り払ってしまえということが書いてありました。

みんなが盛り上がっているときは「楽して1億円儲ける方法」みたいな投資本が次々と出るのだそうです。私は本屋さんに行くのが好きで、必ず投資本コーナーにも行くのですが、投資関連本が一時期たくさん出版されていました。ところがここ1年くらいでしょうか、新しい本があまり店頭に並ばなくなってきているように感じています。

そんなこともあって、私は景気後退、株価下落を一応警戒していたりします。

どうなるのかは分からないのですが、警戒はしておいていいと思いますし、あるいはキャッシュポジションを増やしておくのも悪くないかなと思っています。