本日、両国国技館でDDTプロレスの大会がありました。6時間を超える時間プロレスを堪能しました。
DDTの高木社長が数日前に出版した「年商500万円の弱小プロレス団体が上場企業グループ入りするまで」を予習も兼ねて読んで行っていたので、試合を見ていても感情移入が強くなっていました。
DDTの会場は特に女性ファンが多く、声援や試合の見方、捉え方が他の団体とは違っていて、その雰囲気の違いも面白かったりします。それは、ともすれば新規のファンが入りにくい雰囲気にもなってしまうのですが。
いわゆる「マニアがジャンルを壊す」というやつでしょう。
たまたま隣に座った方が初めてDDTを見るとのことで、そもそもどういう選手がいるかも知らないんだと言っていました。でもすごく楽しくて観戦に来て良かったと言っていました。私も何様だか分かりませんが「またぜひ会場に見に来て下さい」なんて言ってみたりしていました(笑)。
どんなジャンルでもそうですが、新しい客を取り込んでいかないと、いずれ廃れていきます。全く知識のない状態で観戦した人を引き込んでいく世界観を作っているというのは素晴らしいことだと思います。
今日の大会は特にそうだったのですが、全試合が終了したときの多幸感は素晴らしいものでした。
6時間のイベントとなれば、普通は中弛みがあるのですが(6時間もやるプロレスって普通はないですが)そういったものもない、見ている人を楽しませる演出や、緩急を駆使した試合展開、イベントの展開など、素人ながらかなり巧みな企画力、構成力をもって作られているのだろうと思うのでした。