非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

バフェット氏のスタンス

ここ最近の市場の流れは分かりにくいのかな?と思っています。

一時期は逆イールドカーブが発生したので近々景気後退になるのではないかと言ってみたり。かと思ったら逆イールドカーブは解消してむしろ各指数が過去最高を記録してみたり。かと思ったら米中貿易摩擦が緊迫したり緩和したり。

日経平均もここにきて年初来高値を毎日のように更新しています。

そんな中、ここ最近よく入ってくるニュースにバフェット氏の現在の投資スタンスがあります。

ブルームバーグによるとバフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ社は、1280億ドルと過去最高の現金を持っているそうです。バークシャーは業績もいいのでこれが寄与しているところもあるでしょう。でもこれが意味するのは手持ち株を売却して現金化しているということでしょう。

現在、米国市場の各指標は過去最高水準にあるわけで、指標に連動するETF投資信託を持っておけば儲かるという状況でしょう。一方でバークシャーのクラスA株の今年の上昇率はS&P500を大きく下回っています。つまりバークシャーを買うよりS&P500を買った方がはるかに儲かるというわけです。

バフェット氏と言えば、逆張り投資家というイメージが強いです。現在、現金比率を高くしているのは今後来る下落相場で買いに回るためではないかと思ってしまいます。周りがお祭り騒ぎになっているときに冷静に市場を見つめているのではないかと思うとドキドキしてきてしまいます。

かつても「バフェットは終わった」と言われて市場が熱狂にあったときに、その後来る暴落に巻き込まれなかったバフェット氏です(結構、失敗も多いそうですが)。

大事なのは必要な時に投資に回すお金を持っておくことなのかなという気がします。これまでに何度買い時に現金が無くて悔しい思いをしたことか。今度こそはと思いつつ、でも意外と崩れずに上昇しているんですよね。