非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

証券会社での手数料無料の時代がやってくる

ネット証券大手5社が各種取引手数料を無料とすることを発表しています。

制度の実施は今月からのようです。まもなく手数料がかからなくなるというわけです。

各社の状況は以下の通りです。

SBI

投資信託 無料
信用取引 ETFREIT実質無料
PTS 実質無料
現物取引 無料(2022年中)

auカブコム

投資信託 無料
信用取引 無料
現物取引 無料(2020年中)

マネックス

信用取引 ETFREIT実質無料
投資信託 実質無料

楽天証券

投資信託 無料

松井証券

投資信託 無料

投資信託についてはノーロードの商品というのはありましたが、全ての商品が無料となるとのことです。マネックス証券では実質無料とありますが、これはキャッシュバックをするということのようです。

現物取引というのは株式の取引のことを指しています。これはまだ各社慎重な姿勢という感じでしょう。auカブコム証券では来年中にも手数料値下げ、そして無料という流れとのことです。SBI証券は2022年中に現物取引無料へと考えているようです。

7月に米国株式の取引手数料がライバル会社の動向を見て、毎日のように変更されていくなんてことがありましたが、今回もそんなことになるのでしょうか?

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金融機関は商品を売るときの手数料で儲けているなんて揶揄されていて、かんぽ生命では大きな問題にもなっていました。

手数料収入は金融機関において重要な要素を占めていると思うのです。それを無料とするからには別の稼ぎ方を探さなくてはなりませんね。

以前にSTREAMというサービスで取引無料という話を書きましたが、あれは仕組みをうまく使って儲けているという感じでした。

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今回の話はもっと大きな話なのかな?一企業がどう稼ぐかという話になってくるのかな?という気がしています。

それは企業自ら、投資で稼ぐのかもしれません。ネット証券ということでデータを大量に持っていることでしょうから、コンサルやデータ解析なんてことをするのかもしれません。何かしら新しい柱を作らないといけない、金融機関にとってはなかなか大変な時代となってきているのでしょう。ネットではない店舗型の金融機関はなおのことだと思います。


ところで全く関係のない話ですが、auカブコム証券って何だろう?カブドットコムではなかったっけ?と思って調べてみたら、今月からauカブコム証券となっていたようですね。数日前のことでした。