非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

日経平均史上最高値から30年

1989年の12月29日、日経平均は史上最高値の3万8915円をつけました。そして今日、2019年12月29日はその日から30年になります。

その後、低迷を続けてきた日本経済ですが現在2万3837円、2万4000円に届くかどうかというところにいます。

30年前の状態は後にバブルであったと分かりました。

今はどうなのかがやはり気になるところです。当時は割安感をみるPERが80倍、現在は14倍前後となっています。世界的にみても現在の水準は一般的なものと判断して良いでしょう。むしろアメリカなどと比べれば割安な状態です。

日経平均は単純に金額で比較や判断が出来るものではないと思いますが、この30年で日本経済は構造が大きく変わってきたのだと言っていいと思っています。

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割安感があるからと言って今後上がるという話ではないですし、2万4000円となってくれば上がりすぎだから下落を警戒するべきだという話でもありません。これから何が起こるかは分からないですが、30年前と同じように考えるのは違うかな?ということです。

2018年10月に2万4448円をつけていますが、これは今後ひとつの目標値になるかもしれませんね。

割安感ということで、日経新聞に面白い記事がありました。

割安感を測る指標にPBRというものがあります。これは株価純資産倍率といい、株価が1株当たり純資産の何倍かを示すものです。

2000年から2009年の各週末の日経平均のPBRと、その日経平均が10年後にいくらになったかを調べたそうです。

日経平均はPBR3倍前後ならば10年後に5割ほど下がり、1倍前後だと2倍強に上昇したとのことです。

ファンダメンタル重視の株式投資では、割安重視のバリュー派と成長重視のグロース派がありますが、日本株投資ではバリュー派の方が優勢であるという記事を読んだことがあります。

だからどう、というわけでもないのですが、日本株の投資にはバリュー効果があるんだなと分かる話でした。