本日6日から2020年の日本株式市場が動き出しました。
年初の取引が行われる日を大発会といいます。正確には「証券取引所の年始の最初の取引日に行われる催事」のことだそうですが、その日のことを大発会と呼ばれます。
大発会の日はご祝儀相場などとも言われ、株価が上昇することが多い傾向にあります。
さて今年の日経平均ですが2019年の大納会の終値から大きく窓を開けて始まりました。一時2万3148円と500円超の下落を見せる場面もありました。終値は451円安の2万3204円となっています。
これは大発会としては過去4番目の下げ幅となっています。昨年大発会の452円安に匹敵する下落なんですね。
これは年明けすぐに世界を駆け巡ったアメリカとイランの軍事対立による緊張が影響していることでしょう。さすがに今日の市場が始まる前から予想されている方も多かったのではないでしょうか。
有事には円にマネーが流れるというのはよく言われますが、米ドル円も107円台を付ける局面にいます。
また金も高値を付けているようです。これも安全資産にマネーが流れることから起きている現象でしょう。
今後の情勢は極めて不安定で、この後のアメリカ市場の動きによっては明日の日本市場にも大きな影響があってもおかしくないことでしょう。