10日、米労働省が2019年12月の雇用統計が発表しました。
予想 | 結果 | |
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非農業部門雇用者数変化 | 16.4万人 | 14.5万人 |
失業率 | 3.5% | 3.5% |
景気動向を敏感に反映する非農業部門雇用者数は前月比14.5万人増という結果になっています。
市場の予想を下回っていますが、雇用者数は着実に増えており、失業率は歴史的低水準を引き続き維持しています。
ただし雇用の拡大は比較的賃金の安い産業に流れているようで、所得格差が懸念されると言えるでしょう。
ダウ工業株30種平均は一時2万9000ドルを超えるという記録が出ました。これは取引時間中で初めてのことだったそうです。最終的には前日比133ドル13セント安の2万8823ドル77セントで終えました。
雇用は底堅いものの、昨年から続く米中関係、さらにイランとの情勢悪化など目先不安材料が多くあります。
過去の推移から見ると高値圏にあるアメリカの株価ですが、今後さらに上がるのか、ここがピークになるのか、新年早々先の見えない状況に思えます。