無印良品を展開する良品計画の株価が今年に入ってから大きく下落しています。
1月10日に2654円を付けていたものの、1月17日には2013円を、本日は少し戻して2077円となっています。10日ほどの間に20%超の下落をしていたのでした。
下落の直接的な原因は、20年2月期決算の純利益を下方修正したことにあります。前期比26%減というニュースが発表されたのでした。
と言っても十分に利益を上げているのでしょう。別に赤字になったとかいうわけでもないのです。それでも順調に業績を伸ばしていた企業の下方修正発表、しかも今期2度目の下方修正とのことで、失望感が大きかったのでしょう。
アジア圏での売上不振が大きかったそうです。
また弱り目に祟り目なんて言いますが、売上の1割ほどの貢献していたネット販売サイトがシステムトラブルで停止しており、ようやく今日再開したのでした。今日の再開が株価のやや上昇につながったのかもしれません。
何でも12月末から1月1日までの予定であったシステムメンテナンスがここまで長引いてしまったとのことです。
また棚卸し資産が前年に比べて増えている、つまり在庫を多く抱えてしまっている状態だそうで、棚卸し資産回転率も下がっているようです。
これが説明のあったアジア圏での不振が原因であって一時的なものであるのなら良いのですが、別の理由があるとなると業績不振が今後も続いていくかもしれません。
下方修正が繰り返されるとなると見通しが立っていないと思われても仕方ない状況でしょう。