非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

サイバーエージェントによるノアの子会社化発表

昨日、プロレスリング・ノアサイバーエージェントの子会社となるというニュースが発表されました。サイバーエージェントは子会社にDDTを有する企業です。プロレス事業への並々ならぬ意欲を感じでもいいですよね?

ノアは2000年に全日本プロレスに所属していた三沢選手を中心に立ち上げられた団体です。三沢選手の全日本離脱も衝撃だったのですが、所属していたほとんどの選手、職員がノアに移ったということに、より強く衝撃を受けたのでした。

団体の成功に大きく貢献したのは、日本テレビによる放送でしょう。元々は全日本プロレスの放送枠だったのが、ノアに変わったのですね。

当時のファンの感覚ではメジャー団体と言えば新日本プロレス全日本プロレスだったのですが、ノア以降、新日本プロレスとノアがメジャー団体であるという認識だったでしょう。

しかし順調だったノアも陰りが見えてきます。

私が最後にノアを見に行ったのは随分前の事だと思います。仙台での興行でしたが、試合数が少なく、出場選手もフルメンバーではなかったのです。こう言っては何ですがガッカリしたのを覚えています。

私が最後に見に行ったのが時期的にどうだったのか覚えていませんが、ノアの経営は悪化していたようです。最大の要因は日テレによる地上波放送の終了であったでしょう。

その後、三沢選手は試合中の事故で亡くなってしまいます。当時の三沢選手はコンディションがいいようには見えませんでしたし、社長として経営上随分苦労されていたとのことです。それでも人気選手、中心選手として試合に出なくてはいけない、いつか起きても不思議ではない事故だったのかもしれません。

経営悪化による選手との契約更新打ち切りのニュースもありました。

この辺の時系列は覚えていませんが、調べてみると2009年辺りに集中している出来事だったんですね。

その後も主力選手の離脱や経営が変わるなど外から見るには混乱が続いているのかな?というのが、数年前までの印象でした。

ところがここ数年、おや?と思うようになってきました。初期からのメンバーは丸藤選手と杉浦選手くらいになっていましたが、他団体から移籍してきた選手、新しく育った選手により、顔ぶれを変えて面白い団体に変わっているように感じたのです。

最近ではYouTubeにも動画が公式に上がっているので見てみると、昔のノアのイメージとは違いますが、面白い試合をしています。

SNSも積極的に使っていて、頑張っているのが目に見えてきます。

そんな風に思っていた中でのサイバーエージェントによる子会社化。これはノアにとって大きなことと思います。AbemaTVを持つサイバーエージェントですから、ノアの中継も始まるかもしれません。やはりメディアを通して知ってもらわなくては始まらないのです。

またグループ会社となるDDTとの繋がりも気になるところでしょう。そう言えば最近、ノアの丸藤選手はよくDDTと絡んでいますが、そういうことだったのかな?と勘ぐってしまいます。もちろん言い意味で。

ノアは今でも日テレG+というチャンネルで放送しているようです。サイバーエージェントのAbemaTVはテレビ朝日が関わっています。この辺の関係もクリアになっているのでしょう。

かつての新日本プロレスもそうでしたが、ノアもしっかりとしたコンテンツを持っています。経営がしっかりすれば、もっと良くなるはずです。ファンにとっても夢の膨らむいいニュースです。


2020/1/30 追記
昨日、記者会見がありました。ノアの新社長にDDT高木社長が就任することも発表されています。高木社長からサイバーエージェント藤田社長へ話を通したのだとか。藤田社長の高木社長への信頼と期待が見て取れる話です。

ノアの試合がDDTの公式動画配信のDDT Universeでも配信されるようで、今後どの程度の配信となるかは分かりませんが、期待を上回るスピード感です。