29日にFOMCで政策金利の現状維持が発表されました。2会合連続となります。大方の予想通りの結果となったのではないでしょうか。
昨年は景気拡大は続いていたものの「予防的な利下げ」ということで3回の利下げを実施しました。米トランプ大統領の発言がどの程度影響したのかは分かりませんが。
史上最長の11年にわたる景気拡大、50年ぶりの低水準という失業率、賃金上昇など、米経済は順調と言ってもいい状況でしょう。
一方、設備投資や輸出が弱いというネガティブな要素がないわけではありません。
米中の貿易摩擦は一時期ほどの緊張感はないのかも知れません。パウエル議長は貿易の不確実性が減ったと述べています。
今、喫緊の話題は新型ウイルスによる肺炎の問題は先行き不透明感でしょう。そもそも中国は肺炎の問題があってアメリカと貿易争いをしている余裕がないでしょうか。