私は20年来のマックユーザーです。仕事ではWindowsを使っていますが、自宅ではマックを使っています。
色々考えるとマックよりWindowsの方が都合がいいのですが、なぜか離れられずにマックを使い続けています。
とは言え、最近では自宅でパソコンを使うことはめっきり減りました。やはりスマホの便利さには目を見張るものがあります。
そんな20年来のマックユーザーなのですが、iPhoneを使ったことはなく、スマホはずっとAndroidを使っています。
ちなみに音楽は長年iPodを使って聞いています。Appleへの依存度が高い割りにiPhoneは使っていないんですね。
そもそも初めて使ったスマホはソニエリの初代Xperiaでした。
https://weekly.ascii.jp/elem/000/000/411/411960/weekly.ascii.jp
当時はまだiPhoneは出ておらず、スマホはXperiaしかなかったんですね。
最初はフリック入力というのが使いづらくて苦労しました。そんな折りに目に入ったアプリがATOKでした。確か980円だったと思います。初めて購入した有料のアプリでした。
このアプリが使いやすかったこと、また有料のアプリを購入したことが常に頭にあり(初めての有料アプリだったのが強く印象に残っているのでしょう)今でもAndroidを使っているというところがあります。
初代Xperiaは2010年4月に発売されたそうです。買ったのは発売後すぐではなかったのですが、それでもかれこれ10年近くAndroidを使っているんですね。
サンクコスト
サンクコスト(Sunk Cost)という言葉があります。埋没費用とも言います。
サンクコストとは「取り返すことが出来ないコスト」とでも言えばいいでしょうか。
何らかのプロジェクトを立ち上げるに当たり時間やお金がかかります。
株価が上がるだろうと目論んで株を購入します。購入した時点で費用が発生します。
これらの時間やお金はいずれ利益を出して回収出来ることを見込んだコストです。初期投資とかイニシャルコストとでも言うでしょうか。
ですがこれらがいつも上手くいくとは限りません。
コストをかけて立ち上げたプロジェクトがうまくいかず、継続するか撤退するかの岐路に立たされるなんてことは残念ですがない話ではありません。
上がると思っていた株価が下がってしまい損をすることなんて良くある話です。
これらは結果して初期投資を回収出来ずに終わってしまうことになるかもしれません。
サンクコストの罠
立ち上げたプロジェクトが失敗しそうです。そこで撤退出来ないというケースは良くあることです。
それは、それまでにかけた費用や時間がもったいない、何とか回収したい、といった心理的な理由によるものであることが多いでしょう。論理的に考えたなら撤退するべきなのにサンクコストが頭をよぎって論理的な決断が出来なくなってしまうのです。
投資で損切りが出来ないのも同じ理由と言って良いでしょう。
私がAndroidからiPhoneに移れないのもATOKの980円がサンクコストになっているからかもしれません。間違いなくATOKが頭をよぎるんですよね。
まあ980円を十分回収出来るくらい使ってますし、Android端末も使い勝手が良いので、サンクコストと言うべきではないかもしれませんね。