非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

米の金利1.0%引き下げと日銀のETF買い強化

週始めの今朝のモーサテは随分豪華な顔ぶれでした。何かあったんだなと見ていると、FRB金利引き下げを行ったということでした。

FRBは17日からのFOMCを前倒して、15日に緊急利下げを行ったのでした。今回のFOMC金利引き下げはあるだろうと言われていましたが、前倒しで1%の利下げとなりました。臨時会合を開いての緊急利下げというのは極めて異例のことなのだそうです。

政策金利は0~0.25%となり、2008年以来のゼロ金利政策をとることとなりました。

前回FRB金利を0.5%引き下げたのは3月4日のことです。そこから2週間ほどで1%の引き下げ、3月に入ってから1.5%も引き下げたことになります。事態の慌ただしさ、深刻さが見えてきます。

明けて本日、日銀は18日から予定していた金融政策決定会合を前倒しで開きました。

黒田日銀総裁は、新型コロナウイルスによる影響を見て、必要があれば追加的な金融緩和措置をとる旨を示しています。

今回の会合ではETFの購入目標を年6兆円としていたものを、年12兆円に倍増して購入するとのことです。また中小企業の資金繰りを支えるために、金融機関にゼロ金利で貸し付ける制度も新設したそうです。

ひとつには大荒れ相場を安定したいという思惑、そしてこの状況下で苦境に立つ企業を下支えするという思惑もあることでしょう。そのために出来る対策をとっていくという意味で捉えています。

なおマイナス0.1%の政策金利の引き下げは今回は見送ることとなったそうです。

今までの経済危機とは性質が異なるものですから中央銀行が介入することでどの程度効果があるのかは正直誰も分からないというところなのではないでしょうか。

海外のニュースを見ると明らかに経済活動が止まってしまっている国も出てきていて、まったく先が見えません。こんなに先が見えない毎日というのもそうそう経験しないものです。