非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

日本郵政グループの局員数見直しか?

日経電子版によると日本郵政グループは全体の1%に当たる1万人を人員削減するという案を労働組合と協議するということです。

金利低下など金融事業の収益悪化があり、人件費を下げようという目論見があるようです。郵政グループといえば、保険の不適切というか詐欺的な販売が問題になっていたわけで、それによる収益悪化が大きい気もしますが。

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郵政グループは民営化した2007年度末から全体の7%減っているに過ぎないそうで、短期間での大幅な削減案ということになりそうです。

そもそも金融業はシステム化することで人件費を抑えることが出来る業種ではあると思うのです。銀行や証券会社などは今後どう生き残っていくのかが大きな課題だと思います。

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そういう中での不祥事というか、事件だったわけで世間の目も非常に厳しい中、当然起こり得ることなのでしょう。

ところで今更の話なのでしょうが、郵便局というのは果たして効率化を求めるべきなのか?という面を持ってると思うのです。例えば人口の少ない地域で金融や配達が成り立つのに郵便局が一役買っているのは間違いないことと思います。

非効率かもしれないけれど、地域が成り立つためには必要である、その辺が他の事業とは異なるはずですし、他の企業に対して優位性を持っているはずです。

今は民間企業ですから収益は大事です。でもそれにより置き去りにされる人が出ることはいいことなのか?という郵政民営化の頃の議論に立ち返ってしまいそうです。

ある種の公益性があるのが郵便局のいいところで、それ故に多くの人が信用して騙されたのです。

そもそも民営化以降なのか?いずれにしろ郵便局の窓口は親切ですし、他の金融機関とは趣を異としています。少なくとも私はそう感じています。

郵便局でお年寄りとやり取りしている局員さんを見るとほのぼのします。

さてそもそも削減されないといけない人はどういう人なのか?出来ることなら真摯に働いている人が守られて、欲に目が眩んで不正に手を出した人が去ることを望むところですが、どうなることでしょう。