非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

日経平均、週単位で過去最大の上げ幅

今日、27日の東京株式市場で、日経平均は前日比724円83銭高の1万9389円43銭で終わりました。

今週は6週間連続で下落していたのですが、久々に週単位での株価上昇となりました。1週間でなんと2836円60銭の上昇となっており、これは1950年9月7日に指数を算出して以来、週単位で過去最大の上げ幅なんだそうです。

これまでで最大の上げ幅だったのは1990年10月19日の週で2091円だったそうで、随分上げ幅を伸ばしたことになります。

今週の株価上昇の要因があるとすれば、オリンピックの開催延期がひとつ挙げられるでしょう。先週末に聖火が届いたばかりではありましたが、やはり開催を疑問視する人が多かったのだと思います。

またソフトバンクが2兆円規模の自社株買いをするというニュースも大きかったかもしれません。

今週は日銀が2000億円規模のETF買いを2度に渡って実施していて、これも下支えになったものと思われます。下落を予想して売り手に回った人は慌てたことでしょう。

これで底打ちとなるのかと期待したいところですが、新型コロナウイルスの不安が続く中、まだどうなるのか先行きは全く不透明でしょう。

今週、過去最大の上げ幅を見せたと言っても、先週までに6週間下げ続け、その上げ幅は7275円となっています。随分戻したとは言え、急速な下落の反動で一気に戻っただけとも考えられます。

ところで、こんな時期ですから市場から退場した人も多いことでしょう。また悲観的なスタンスの人も多く、投資は怖い、株は危険だとなっているものと思います。思っていました。

ですが意外なことに、ネット証券各社で口座開設が急増しているのだそうです。株価下落で値頃感が出てきた、買いやすい価格になってきたと見て投資を始めようという人が増えているのだそうです。

恥ずかしながら、こんな時期なので口座を見ない、株価を見ない、淡々と積み立てだけする、というスタンスの私には羨ましいポジティブさです。

とは言え、確かに大幅な株価下落で配当利回りが上がっていたり、優待狙いだけど高くて買えなかったという人にとってはチャンス到来なのかもしれません。そして私もリーマンショックの頃に割安の株を買って儲けた経験があったことを思い出しました。

こんな時期だからこそ買っておこうと思える銘柄を探してみたいと思います。

FPとしては初心者に「今が買いですよ」なんてことは言えませんし、FPではなくても言わないでしょう。

新規に始めるという方もそうではない方も、リスクが高い時期であることを知った上で臨まなくてはいけませんし、大事なのは人のせいにはしない、自分の判断で投資するということです。