先週号からでしたか、週間プロレスが全ページカラーになるという中々大きな変更を加えていました。
しかしながら新型コロナウイルスによる外出自粛要請、さらに緊急事態宣言もあり、他のスポーツ同様プロレスもめっきり試合が少なくなっています。
週プロもせっかくの改変だったでしょうに、試合よりもインタビュー記事の方が多くなっています。
試合の記事を見ると観客を入れている試合もあるのかな?という感じではあるのですが、無観客試合であることが多いのかなという印象です。
無観客試合というと、古くは猪木対マサ斉藤の巌流島決戦とか極めて限られた試合としてなかったわけではありません。しかしこれらはテレビありきの試合であったと思います。
今行われている無観客試合はテレビでの放送もあるのでしょうが、YouTubeとかAbemaTV、あるいは独自の動画配信のようなテレビとは異なるメディアが充実してきたことがあって成り立つ話なのだろうなと感じます。
まだ見始めたばかりで全てを見てはいないのですが、世界最大のプロレス団体WWEの年間最大のイベント、レッスルマニアも今回は無観客で行われています。
ちなみにレッスルマニアの規模がどれほどのものかというと、昨年のレッスルマニア35は8万2265人の動員数、1690万ドルの興行収入でした。
この動員数は史上3番目のことで、過去最大の動員数を出したのは2016年のレッスルマニア32で10万1761人とのことです。
それが今回は無観客で行うとなったわけですから、致し方ないとはいえ苦渋の決断だったでしょう。
興行収入がどうなっているのかは分かりませんが、動画配信サービスの定期的な収入とグッズ売上、またペイパービューなのでスポンサーがいると思いますが、その収入といったところでしょうか。
今日、28人のスーパースター(WWEではレスラーをこう呼びます)が解雇されたとニュースが出ていました。その中にはレジェンドでもあるカート・アングルも含まれていたということで驚きです。また我々日本のファンになじみの深いカール・アンダーソンやルーク・ギャローズも解雇となったようです。
2人にはぜひ新日本に戻ってきてほしいところですが、新日本も試合が出来ていない状況ですからね。。。
世界最大の団体で上場企業でもあるWWEですらこういう状況ですから、日本国内の団体は本当に苦しいことかと思います。問題が終息したときには会場に足を運びたいですね。
さて無観客試合を見ていて感じたのですが、やはり盛り上がらない。普段は動画やテレビでプロレスを見ていて、会場で見るわけではないのですが、どうにも盛り上がらない。
レスラーの動きに一喜一憂する、様々な歓声を送る会場のファンは必要なものなのですね。プロレスを作っているのはもちろんその中心にレスラーがいるのですが、ファンもそのプロレスの一部であるんだなあと改めて思いました。
他のスポーツも含めてファンのことについて話をする選手がいますが、スポーツ、特にプロのスポーツにおいてファン、観客は非常に大事な要素なんですね。