非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

働き方は変わるのか

東芝が6月以降に週休3日制を導入するという方針を出したようです。対象は国内工場の製造現場とのことで、勤務日数を減らす代わりに1日あたりの勤務時間を増やすことで、トータルの勤務時間は変わらないようです。

新型コロナウイルスの感染予防で在宅勤務が推奨されています。しかし工場など製造の現場では在宅勤務をするというわけにもいきません。

勤務日数を減らすことで、出勤の頻度を減らし感染のリスクを減らすということが出来るでしょう。

また同時に勤務する人数を減らすことで密にならないようにするという感染対策にもなるでしょう。

工場で製造となるとシフトをどのように組むのかというのは難しい問題でしょう。また労使協定を結ぶ必要があり、それが従業員に不利にならないか、法律を遵守しているか、また今の状況にあっているのかと考えると決定にもっていくのは容易ではないことと思います。

東芝のような大きい会社で6月から新しい働き方をさせるところまで持っていけたのは、実はかなり早い決断と実行なのではないかと見ています。

また工場勤務ではない、事務職や研究職、エンジニア職で在宅勤務が出来ない職種もあることから完全フレックス制の導入もするようです。完全フレックス制とは、必ず出社しなくてはいけないコアタイムのないフレックス制度のことのようです。要はいつ来て、いつ帰ってもよいということです。

こういった勤務に対応するために、労務管理のシステムを扱っているシステム屋さんは泣いていることでしょう(笑)。

在宅勤務を含め、コロナ後も含め様々な働き方が提示されていくことになるでしょう。今は特殊な状況下にあるために、様々な面で決定が早く、承認もスムーズに行われていることと思います。こういう状況下になくても諸々スピード感が出てくるといいですね。

すっかり忘れられた感のある働き方改革ですが、この4月から本格的に導入されているはずです。現実はそれどころではないわけですが。その話が出だした頃、随分とブラックな解釈をする管理職の人たちを見てビックリしたものです。

様々な働き方が出てくると法の整備も急がなくてならないでしょう。どうにしても抜け道を見つけて従業員に妥当ではない働き方をさせる人というのはいるものです。

様々な働き方が出てくることで、仕事が楽しくなるのではないかと思っているのです。こういう辛いご時世ではありますが、逆境を良い方向に持っていく起爆剤に出来たらいいですね。