一時期は全く手に入らず、様々な問題が出たマスクですが、最近では随分と手に入るようになってきました。
ネット上での転売による高額売買がされていたときは例外として、4月頃、少しずつマスクが市場に出回るようになった頃の一般的な価格は50枚で5000円でした。つまり1枚あたり100円が相場だったというところだったでしょうか。
私も買っておこうかなと思いつつ5000円かあ、なんて思っていた頃のことです。頻繁にマスクを販売しているお店があるよという話を聞き行ってみると、長い行列が出来ていたので諦めて帰ったことがしばしばありました。
それがある日、マスクはあるのに誰も並んでいないということがありました。なんてついているんだ、などと思いながら50枚入りのマスクを手に取ると価格が3900円になっていました。1枚80円くらいに値下がりしていたんですね。
なんでだろう?と思いつつ、急に値段が下がったことに若干の不安を覚え、またもっと値段が下がるのではないかと思い買うのをやめました。ちょうどシャープがマスクを販売し始めた頃で、その価格がひとつの基準になってきたのかなと思いました。
国産のマスクということもあり、その値段を超えて払う気はないという消費者が増えてきたのではないかと思いました。少なくとも私はシャープのマスクより高いものはいらないなと思いました。
いまだに中々手に入らないというシャープのマスクですが、価格の安定化という面でも高い効果があったのではないでしょうか。
最近では布のマスクや何回も洗えるマスクを使っている人が増えています。結構おしゃれなマスクをしている人を見かけることもあって、どこで手に入れたんだろうと気になったりします。私は知り合いに作ってもらった布マスクを愛用しています。洗って使い回せますから、焦って買う必要もなくなってきています。
異業種の参入も多いようですし、夏に向けて様々なモデルが出てくるというニュースをよく耳にするようになりました。
需要が高くなってくると、高品質でおしゃれなものが出てくるものですね。これまでの味気ない(笑)マスクとは随分変わってきています。
そして先週、某家電量販店で売っていたマスクは50枚入りで2500円といったところでした。1枚50円ほどになっています。それでいて多くの人が群がって買い求めるというわけでもなく、売場にたくさん並んでいました。
ネットでは最安値だと1枚15円くらいになっているようです。
マスクの供給が増えてきたこと、欲しい人は手に入れることが出来たことなどがあり、需要が下がってきたことで、高騰してしまっていた価格が本来あるところに戻りつつあります。これほどまでに需要と供給の関係を目の当たりにしたことはあったのでしょうか。
緊急事態宣言が解除された、ここ最近ではお店も多く開き、営業時間も延びてきています。お店にいくと店員さんがマスクをしているのは普通の光景となっていますが、それ以外にフェイスシールドをしている店員さんを見かけるようになってきました。
多くの客はマスクをしているものの、マスクをしていない客もしばしば見かけるようになってきました。店員さんにとってはリスクなわけです。フェイスシールドは恐らくマスクよりも高い防御力をもっていることでしょう。暑くて大変だなあと思いますが、身を守るためにもいいことだと思います。
思えば、コロナが騒がれだした初期の頃ですが、高須クリニックの高須先生がフェイスシールドを付けていらっしゃいました。やり過ぎだろうとバカにしていた方も多かったことと思いますが、今となっては先見の明があったと言わざるを得ません。