アマゾンとスラックが提携をするという発表がありました。
スラックはビジネスチャットで有名な企業です。私は使ったことがないので分かりませんが大変人気があり、ビジネスチャットの分野で先行していました。しかしマイクロソフトのチームスの追い上げにあい業績を落としていました。
アマゾンは、オンライン上の本屋さんという従来のイメージはもちろんあるのですが、今ではすっかりクラウドのプラットフォームを提供する企業としても一般的になってきました。アマゾンのAWSはクラウド分野で先頭を走っているイメージです。しかしこちらもマイクロソフトの追い上げにあっています。Azureというサービスがあります。現在クラウドを使うとなるとAWSかAzureがまず選択肢として上がってくることでしょう。
スラックはAWSとの連携で、技術者をこれまでとは別の分野にもっていき競争力を高めたいと考えているようです。一方、アマゾンにとってはAWSのサービス監視や操作、あるいは社員の連絡手段としてスラックを使えるということで、WIN-WINの関係になるということでしょう。また両者の協力でマイクロソフトの追い上げをかわしたいという思惑もあることでしょう。
このニュースを聞いてまず思ったのが、テレワークの環境が更に整っていくのではないか、ということです。テレワークをするにあたりAWSの技術が結構使われていることと思います。私もAWSを使ってテレワークをしましたが、正直スゴいなと感じました。自宅で仕事をしているのですが、職場でしているのとあまり大差ないと感じたのです。こうなると出勤の必要があるのかな?と思うくらいです。
テレワークをすると、どうしても他者とのやり取りが問題になってきます。ひとつはテキストのチャットになるでしょう。またオンラインでの会議が必要になることがあります。最近だとZOOMが人気で、書店でもZOOMの使い方といった書籍が出ているくらいです。チャットだとチームスを使っているところを見かけます。この分野ではスラックを使うという選択肢があるわけで、これがAWSにセットで付いてくるなら非常にいいなと思うわけです。
テレワークを導入するにあたっては、セキュリティ、コスト、導入のしやすさが大事になってくることでしょう。そういったものがまとめてパッケージになっているとなると、特にこんなご時世ですから導入の勢いも加速することでしょう。
テレワークについては手探りのところが多い現状、この提携がテレワーク導入の追い風になるといいなと思うところです。