非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

駅探に突きつけられた株主提案

駅探という乗り換え案内サービスを提供している会社があります。マザーズに上場している企業なのですが、この企業の大株主であるCEホールディングスから全役員の解任を求められているというのです。

一体何があったのかというのはCEホールディングスのHPに書いてあるのでこちらを参照すると詳しく書いてあります。

www.ce-hd.co.jp

同社が駅探とやり取りをする際に窓口となる社員さんが頻繁に変わるのを不審に思い、駅探社員に確認したところ駅探取締役によるパワハラがあったことが分かったとのことです。

株主によるパワハラを端緒とした提案というのがよくあることかは分かりませんが、自分の資産を最大化することを株式投資の目的と考えるのであれば、こういう提案は珍しいことなのかもしれません。

CEホールディングスによると、パワハラがどうこうというより、「事業展開の遅滞と企業価値の減少、大量の退職者やメンタル不調者の発生など、組織運営上の渋滞な問題が現に存在しており」とこういった会社風土が株主にとってもマイナスであるとしてはいます。

私も株を買うときに時々思うのですが、数字を見ると業績はいい、でもそこで働いている人達は幸せなのだろうか。公表されている数字には業績はあるものの従業員の満足度などの会社風土というものは見えてきません。

よく幸福度の高い国ランキングなんていうのがありますが、企業の従業員の幸福度ランキングなんていうものがあればいいのにな、と思うのです。

やはりそこで働いている人が幸せであること、満足していることというのは会社の成長の根幹にあると思うのです。何らかの圧力で成り立っている企業は一時的には良くても、いずれ衰退する、あるいは誰もいなくなってしまうということになるでしょう。

今回の件、窓口担当者がコロコロ変わることから始まっている、大株主としてあるべき姿のひとつなのかなと感じます。