非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

通貨スワップとは何か?

緊急時のために2国間で通貨を融通しあうことを通貨スワップと言います。

協定を結んでいる相手国との間で自国通貨と引き替えに相手国の通貨を融通してもらうというものです。

例えば、米ドル円相場で急激な円安が発生した場合に、中央銀行である日銀が円を買い米ドルを売れば円高方向に動くので、急激な動きを抑制出来ます。

しかし為替市場は巨大ですから、ちょっとばかり円を買ったところで流れを変えることは出来ません。市場介入が出来ないということです。そこでいざというときには融通しあうという協定を2国間で結ぶのです。

融通しあうというのは、自国通貨の預け入れや債券の担保などと引き替えに、一定のレートで相手国の通貨を融通してもらうということになります。

2国間といっても国家間の条約というものではなく、中央銀行間での協定となります。

なおデリバティブ取引の一種としての通貨スワップというものもありますが、これは上であげたものとは異なるものとなります。