非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

アベノミクスの終焉?と景気後退入り

内閣府は30日に2018年10月をピークに景気の後退局面に入ったと認定しました。

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今更2018年10月がピークだったと言われてもピンとこないのですが、そう言われてみれば、その頃までは保有していた株が上昇していたのに、それからは下げて売ってばっかりだったなあ、なんて後付けで好きなことを言ってみたりするわけです。

さて実際どうだったのかな?と日経平均の月足チャートを見てみると、2018年10月に24448円という最高値を付けていました。

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なんと株価にピークが反映されていたのか、となりますが、2019年末にも24000円を超える場面があったのです。まあそれでも株価を見る限りではピークを迎えていたのですね。

それより今年に入ってからの新型コロナによるダメージが大きいわけです。

ここ数日、大きな決算発表が出ており、大変な結果となっています。

例えばJR東日本は2020年4~6月期の連結決算で、最終損益が1553億円の赤字になったと発表しました。そもそも電車等の交通機関に乗る人が減っている、駅ビル等での買い物や飲食を控えている、という状況でした。

駅ビル等の商業施設は一時期閉鎖していましたが、交通機関は乗る人がいなくても動かさなくてはならないわけで、辛い状況だったことでしょう。

最近、感染者が増えていることで利用者が減る可能性は十分あり、今後の見通しは立たないことと思います。

ディズニーランドを運営するオリエンタルランドは2020年4~6月期の売り上げが95%減となり、連結最終損益が248億円の赤字となったとのことです。

何しろディズニーランドを閉園していたのですから、どうにもならなかったことでしょう。

外食産業も大きなダメージを受けた業種です。

吉野家は150店舗を閉店するとしています。これはグループ全体の約5%に当たる数となります。

他にも居酒屋チェーンやファミレスなど名だたる企業で閉店を予定しているようです。

飲食店がなくなると企業はもちろん辛い、利用者も辛いのですが、雇用機会を失う人が多く出るという大きな問題を抱えていることと思います。

東京などで飲食店に営業時間の短縮や自粛を要請するという話が出てきました。状況次第では再び外食産業に大きな打撃となる可能性も否定できないでしょう。