仙台の夏の風物詩と言えば、仙台七夕祭りです。これは前夜祭の8月5日、そして本番の6日から8日まで行われるもので、仙台の街中は七夕飾りで彩られます。
2019年の七夕
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しかし今年は新型コロナウイルスの感染防止の観点から、中止となってしまいました。
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かなり早い段階で中止が発表されていました。これには準備期間も考慮されてのことだったとは思います。もしかしたらやれるのでは？なんて議論もあったことでしょう。しかし現在の感染者増大の状況を見るに、偶然だったのかもしれませんが良い決断をしたことと思います。
七夕祭りに限らずですが、祭りは密ですから、感染予防を考えると相性が全く良くないですね。
子どものときから毎年見てきた七夕祭りなだけに、ないという現実は寂しいものですし、夏が来た感じがしない、季節感がない、そんな気分です。これは全国、そして全世界で同じように感じていることが多いことでしょう。
七夕祭りは残念ながら中止となっていますが、所々で七夕飾りを見ることが出来ました。
昨年の仙台七夕祭りは3日間の人でが225万人ほどでした。3日間全て平日だったことを考えると、今年は更なる人出が期待されたことでしょう。
この時期に180億円ほどの観光消費があるという試算があります。宮城県のある年の話になりますが、1年間の観光消費額が2500億円ほどだったそうです。つまり3日間で年間の7%強の観光消費が期待されるわけで、これがなくなるというのは経済的な損失は大きいものです。
当然、宮城県だけの話ではなく、東北の夏祭り全てに言えることですし、全国の夏祭りに言えることです。更に祭りだけではなく、夏休み期間の観光も控える流れですから、既に大きいダメージを受けてきた観光産業は一体どうなってしまうのでしょう。
気は早いのですが、来年こそは七夕祭りが開催されることを望みますし、そういう状況に世の中がなってくれていることを短冊に書いて祈りたいところです。
