非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

安倍首相辞任表明までの相場の動き

28日に安倍晋三首相が辞任の意向を示しました。健康上の理由ということで任期途中ではあるものの仕方ないことと思います。先日、在任期間歴代最長という記録が出た矢先のことでした。

色々と言われるのはリーダーの宿命なのでしょう。それでも毎年のように首相が変わるという状況から一転、7年8ヶ月に渡り首相の職務に就かれてきたことはもっと評価されるべきだと思っています。決して楽な中での7年8ヶ月ではなかったことは、みんな知っていることです。

おや?っと思ったのは14時10分のことでした。スマホに米ドルが急変動しているという通知が来たのです。短時間で50銭を超える円高への動きがあったのです。今振り返ってみると12時頃をピークに円高に大きく動いているのです。

同様に日経平均は14時過ぎくらいから大きく、短時間に700円ほどの下げを見せました。

その時は何が起きているんだろう?くらいに思っていたのです。それから数分後、新聞やニュースの速報で安倍首相が辞任の意向か?といった確定的ではない通知が入ってきました。そういうニュースが出る時点で確定的な情報であったのでしょうが。

確かに17時から会見があるということは知っていて、みんなどこかで体調が悪いのではないだろうか?辞任するのではないだろうか?とは思っていたと思うのですが(私は思っていた)実際にそういうニュースを受けるとビックリするものです。

17時に会見を開くということなのに、正式な発表は出ていないのに、恐らく市場は辞任を折り込んで先行して動いていたのですね。株価や為替が動いてからニュースが出てくるという動きには改めて驚かされました。「市場は噂で動く」なんていいますが正にそれでした。抜け目ないトレーダーが虎視坦々と狙っていたということでしょう。

ニュースはさすがに不確かな情報を流さないでしょうから、確信を持っての報道だったと思うのです。やはり会見前に誰かが何らかの形でリークするものなのかなあ?と思っておりました。

次期首相は誰なのか?どういう内閣になるのか、これまた市場は目を光らせているのでしょうか。

何はともあれ安倍首相には、まずはしっかりと体調を戻されることに専念して頂きたいなあと思います。もう少し続くようですが、長い期間激務とプレッシャーの中、本当にお疲れ様でした。