先日、ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイ社が日本の5大商社株を取得したというニュースがありました。
投資額は63億ドルとのことです。日本円にして6000億円以上という額ですから大きい投資です。とはいえ、バークシャーは手元資金が1500億ドルあるとか、アップル株だけで2000億ドルを超えているとのこと。そう聞くとそれほど同社にとっては大きい投資ではないのかもしれません。
これらの企業はコロナの影響もあってか割安ですし、配当利回りも日本企業にしては高いです。バリュー投資の神様と言ってもいいバフェット氏にとっては割安だから買ったのかな?とも思われます。
しかし同氏はただ割安なだけでは買わないのかな?まして老舗の日本企業に将来性があるのかな?と考えるとなぜだろう?とクエスチョンマークでいっぱいになります。また同業種5社をまとめて取得というのも異例のように思えます。
関係者の間ではああでもない、こうでもないと憶測が飛び交っています。
いい投資だ、これはギャンブルだ、バークシャーの事業にとってメリットがあるんだ、などなど。こういった憶測は面白いですが、やはりご本人の声を聞いてみたいものです。
これが呼び水になって海外投資家の目が日本市場に集まるといいなというのが市場関係者の期待かもしれません。
とにもかくにもバークシャー・ハザウェイ社は5社いずれも5%を超える保有比率であることから大量保有報告書が提出されています。今後も買い増す可能性があるとのことですから、それに連動する動きも含めて注目ですね。