先日、ソフトバンクグループが米国のオプション取引により40億ドルの含み益を抱えているというニュースがありました。日本円にして4000億円を超える利益ですから相当なものです。
この取引が米株式市場の株価高に繋がったのではないかという声もあるようです。
この取引は短期的な利益を求めたものではないということです。リスクヘッジなど投資をする上での戦略ということでしょう。
前に会見で孫正義会長は「リスクを抑えるためにデリバティブを活用する」と言っています。
様々な憶測があり、投機的な目的での取引だとする声もあるようですが、真相は明るみには出ないでしょうか。
今回ソフトバンクグループが採用した手法は「ブル・コール・スプレッド」というものであるとされています。
これは相場の上昇が予想されるものの、大きく上昇するとは見込んでいない場合に有効とされています。仮に大きく上昇しても利益が限定されてしまう一方、下落しても損失が限定されるというものです。
オプション取引というと、我々一般人にはあまりなじみのない取引でしょう。
オプション取引というと、個人的にはCFPの金融で苦戦したジャンルとして思い出深いです(笑)。
海外のことはよく分かりませんが、日本では日経平均に連動した商品くらいしか扱えるものがないのかなという印象です。
きっとうまく使いこなすと効率的な投資を出来るのだろうと思いますが、中々複雑で個人が使うのは大変だろうなという印象です。