今年も9月11日がやってきました。あの日からもう19年になります。
今年はコロナ禍というのもあって、常にニュースの中心にコロナがあったからでしょう、9.11が頭に全くなかったようです。カレンダーを見て9月11日であることに気付いて「ああ今日は9.11だったか」と思い出したようなところでした。
実際に9.11があったのは日本時間では9月12日の夜のことですから、ニュースで取り上げられるのは明日のことになるのでしょう。
あれから19年経って世の中は変わったのかというと、さてどうなんでしょう？
アメリカでは今年はBLMというワードが注目されています。人種差別問題ですね。この動きはかなり大きいものとなっています。
9.11がなぜ起きたのか、様々な複雑な理由があるのでしょう。あの当時アメリカにいて私が強く感じたのは、イスラム系の人達に対する偏見や差別でした。自由な国であるという、多様性を受け入れているという、そんな国のはずだけれど、異なる人種や宗教、思想がうまく共存しているとは思えませんでした。
もちろん、こんなことはアメリカだけではないのでしょう。それでもあんな悲惨な事件を経験した我々が19年経って何も変わっていないというのは残念でなりません。
