連日、鬼滅の刃がニュース番組でトップを飾るほどに社会現象となっています。
先日全国で公開された映画、無限列車編が好調、いや絶好調なのです。
公式ツイッターによると、公開から10日間で107億円を超える興行収入を記録したとのことです。これは史上最速のことだそうで、ニュースでも千と千尋の神隠しの記録を塗り替えるか?などと話題になっています。
シナリオやキャラクター、キャラクターの背景の描かれ方など、様々な点で多くのファンを集めています。
私は映画は見ていませんが、アニメ版の鬼滅の刃は見ていたのです。主題歌の紅蓮華も含め、疾走感に引き込まれましたし、なにより絵が綺麗ですね。
子どもには残酷なシーンもあり、どうなんだろう?と思うところもあるのですが、老若男女、幅広い世代に人気がひろがっているようです。
アニメ人気の勢いがそのまま映画へと動員したことと思います。
そもそものアニメ人気、もちろん作品の素晴らしさはあるでしょう。またそれに加えて、コロナ禍で外出出来ない時期に配信でアニメを見た人が多かったというのも人気に火をつけた一因ではないでしょうか。
ところで好調な映画に引っ張られる形でしょう、関連する銘柄の株価が上昇しているようです。
くら寿司は1年10ヶ月ぶりの高値をつけました。これにはGoToイートキャンペーンの影響もあるようですが、鬼滅の刃とのコラボによるキャンペーンの影響もあるようです。
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは1年2ヶ月ぶりの水準に達しています。同社の人気ゲーム、パズドラが鬼滅の刃とのコラボを27日から実施するというのが影響しているものと思われます。
パズドラはApp Storeの売上1位になったようで現在も上位にいます。
エスケイジャパンは26日、27日と2日続けてのストップ高となりました。関連グッズの販売を手掛けていることから買いが集まったようです。
映画の配給元、東宝はここ数日、あまり株価に影響が出ていないようです。と言っても上がっているのですが。
映画に関わらず、エンターテイメントは厳しい状況下にあるわけで、このヒットはまさに嬉しい悲鳴でしょう。
鬼滅の刃は様々なところでコラボしていて、この人気にあやかる銘柄が何か見つけるのは難しいのかもしれません。それでも何か思いがけない銘柄が急上昇するかもしれませんね。