6日、米労働省が2020年10月の雇用統計を発表しました。
予想 | 結果 | |
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非農業部門雇用者数変化 | 58.0万人 | 63.8万人 |
失業率 | 7.6% | 6.9% |
景気動向に敏感に反応する非農業部門の就業者数は予想を上回る結果となりました。失業率も市場予測を上回る改善をしています。失業率は6ヶ月連続での改善となりました。
もちろんコロナ前と比較すれば失業率は高い状態にあります。
またコロナによる失業は一時解雇という状態の人の割合が高いものでした。しかし一時解雇の人の割合は大きく減っており、長期失業の人が出てくる可能性もあります。
雇用は改善してきています。しかし今、アメリカ最大の関心事は大統領選挙です。選挙後もなかなか大勢は見えてこず、バイデン氏勝利となれば法廷闘争の可能性を示唆されています。
政治の不透明感が為替にも出ているのか、米ドルは103円30~40銭という円高ドル安傾向にあります。