6日の東京株式市場で、日経平均株価は2万4325円で週の取引を終えました。
この株価は1991年11月以来の高値でして、バブル崩壊後の高値ということになります。
ひとつには米大統領選挙の行方が見えてきたこと、そして今後の日本経済への回復期待が盛り込まれているものと思われます。
そんななか、8日には米大統領選挙において、バイデン氏が選挙人の過半数を取ったことから、次期大統領に確定したという報道が流れています。
トランプ大統領による法廷闘争が示唆されており、結果が出るのはまだ先のことにはなりそうです。また大統領選挙は独特の制度のようで、この後、選挙人による選挙もあるようです。
先行きは全くもって不透明という状況は抜けたのではないでしょうか。これは週明けての株式市場にも影響がありそうです。
さて日経平均株価は29年振りの高値ということです。ここでPERを見ると23.36となっています。
PERは割安感を見る指標として、よく使われるものです。この数字は割安感はないかもしれませんが、まあ普通かなという気がします。高騰したなあという数字ではありません。
バブル期には日経平均株価のPERが60倍を超えていました。また今とは構成銘柄も環境も異なります。つまりその頃の株価と比較することには意味がないとは思っています。
それでもひとつの節目として、高値をつけたことはニュースになるのだろうな、と感じています。
明日からの市場がどうなるのか楽しみです。