先日、近所パン屋さんに行きました。会計をしようとしたところ、セルフレジが導入されていました。
パン屋ですと、パンはお店の方が袋詰めしてくれます。その際にレジに打ち込みはしてくれるのですが、お金のやり取りはセルフレジになっていたのでした。
以前から、お金は汚いものだと言われていました。これは概念的なことではなくて、衛生的な話です。
確かに不特定多数の人が触っているわけです。中にはトイレから出る際に手を洗わない人もいたでしょう。ピザを食べて指をペロペロと舐めたままの人もいたでしょう。
飲食店でもスーパーでもそうですが、最近はお金を手渡しするのではなく、会計用のお皿に置くところが増えたように思います。
食べ物を扱うような、特に衛生面に慎重にならざるを得ない業種においては、直接的なお金のやり取りが発生しないセルフレジは非常に良いものではないかと思います。
セルフレジ自体は、ここ数年スーパーを中心に普及が進んでいました。またここ数ヶ月はコンビニでの普及も進んでいるように感じます。人件費削減という目的があるのでしょうが、結果として感染予防対策としても役立つことになるのかもしれません。
昨年から国を挙げてのキャッシュレス化が進められていますが、これも直接的なお金のやり取りがなくて、衛生面で良いでしょう。
元々の目的は違ったのでしょうが、奇しくもコロナ禍に於いてメリットがあったわけです。
完全にキャッシュレス化してしまって、現金を無くしてしまうのがいいのかもしれません。
でも、全ての人がスマホを持っているわけではない、クレジットカードを持っているわけではない、新しい技術についていけるわけではない、というわけで、現金が無くなることはないでしょうが、コロナはお金の扱い方を大きく変えてしまうことになるでしょう。
コロナで言うと、レジ周りに飛沫防止のフイルムが貼られています。入り口に体温を測るサーモカメラが設置されているところも増えてきました。当たり前のように消毒液も設置されています。
当然、導入にはコストがかかります。でも事業を続けていくのには安全と安心感が必要です。
❇︎個人的には何らかの対策をしているという安心感が、お店に足を向ける要因のひとつになっていると感じます。