非金融系FPそばこと不確実な日々

2019年2月にCFPを取得しました。FPとして知っておいた方が良さそうなことを色々と書いていきます。

11月雇用統計

4日、米労働省が2020年11月の雇用統計を発表しました。

予想 結果
非農業部門雇用者数変化 46.0万人 24.5万人
失業率 6.7% 6.7%

景気動向に敏感に反応する非農業部門の就業者数は予想を下回る結果となりました。失業率は7ヶ月連続での改善となったものの、前回の6.9%から0.2ポイントと、ほぼ横ばいといったところです。

製造業の就業者数は前年比で95%ほどにまで回復しています。一方、飲食業は前年比84%で、前月と比較しても1.7万人減っているという状態です。

これは新型コロナウイルスの感染再拡大が大きな要因でしょう。当然、日本でも同じことが起きると想定しなくてはいけません。

そんな中、4日の米国株式市場ではダウが3万218ドル26セントと過去最高値をつけて今週の取引を終えています。

雇用統計で市場予想を下回る結果が出てことが悪材料になるのかと思ったのですが、逆にそれを受け、追加の経済対策が必要である、関連する法案が早々にも成立するだろう、という期待から景気敏感株を中心に買いが入ったのだそうです。

様々な状況や数字を見ると、楽観視する要素はあまりないように思ってしまうところですが、市場は楽観視というか、今後への期待が高まるという、どうも(個人的に)ピンとこない状況に思えます。

新型コロナワクチンへの期待というのが大きいのでしょうか。