FRBは16日、FOMCにて、社会情勢が厳しいことを改めて示唆した上で、米経済を支援するためにあらゆる手段を行使するとしました。
雇用最大化と物価安定が大きな目標であり、米国債等の買い入れといった量的緩和により実現することを上げています。
またゼロ金利政策についても前回FOMC同様、23年まで利上げしないことを想定しているようです。
雇用最大化というのが、どの程度なのか分かりませんが、ひとつには年初の史上最低水準の失業率が念頭にあるのでは?と思います。
物価についてはインフレ率2%を目指しているようです。当面は2%をやや上回る程度を目指すとのこと。
利上げを23年まではしない、というのは、目標達成にそのくらいの期間がかかると見ているのでしょう。
何しろ、先行きが見えないまま2020年は終わろうとしています。もちろん新型コロナウイルスの影響であるわけです。
ワクチンが出来てきて、明るい兆しが見えてきた一方、日本も含め世界中で感染者数が再び増えてきています。
経済に与える影響がいかほどのものか、そして来年には見通しがたつのか、何もかも不透明な状況に疲弊してしまっています。23年って随分先ではないですか。。。
株価は、特に米国市場は高値を切り上げています。よく株価は先行指数というか、将来を折り込んでいるなんて言われます。先行きに明るい光が灯っているのであればいいのですが。
いずれにしろ実体経済は、まだまだ大変な状況であると専門家が考えていて、それは我々一般市民と感覚と同じなのでしょう。